2025-09-18
実施報告:北の大地で学ぶ 地域課題解決キャンプ
北海道大学産学・地域協働推進機構は、9月1日(月)から9月3日(水)の3日間にわたり、株式会社HBAと協働して、「北の大地で学ぶ 地域課題解決キャンプ」を実施しました。全国13大学から17名の学生が集まり、本学の学生らと共に地域の観光課題をITの力で解決するアイデアを創造することをテーマとして、ワークショップとフィールドワークに取り組みました。
プログラムでは、はじめに小樽市を対象とした観光課題について調査を行い、生成AIを用いて課題の要因を掘り下げました。そして、実際に小樽市を訪問し、フィールドワークを通じて情報収集を行いました。地域課題について、実際に体感し、観察やインタビューを経て自分ごととして捉えることで理解を深めました。収集した一次情報や発見した地域の魅力を整理して、アイデア創造やプロトタイプ制作を行い、最終日には審査員に向けて発表を行いました。
プロトタイプ制作では、IT企業である株式会社HBAの社員によるサポートを受け、アイデアを具体化したウェブアプリやイメージ動画等を制作しました。そして最終日には、通過型観光の増加や自然・体験資源の未活用という課題に対して、夕方から翌朝にかけて行うゲーミフィケーションを活用した「かご漁」体験のアイデアが、また、インバウンド客の事故など行動リスクに対して、ピクトグラムとサイネージを用いて注意喚起を行うアイデア等が発表されました。
参加者らは、本プログラムを通じて思考力・実践力・協働性などのアントレプレナーシップを育みました。北海道大学産学・地域協働推進機構は、今後も様々な学生に対して教育機会を提供し、地域の活性化やアントレプレナーシップの醸成に貢献してまいります。
開催概要
- 日程
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2025年09月01日(月) ~ 2025年09月03日(水)
- 場所
- 株式会社HBA 本社ビル
- 対象
- 大学生17名
- 主催
- 北海道大学産学・地域協働推進機構、株式会社HBA
- 審査協力
- 株式会社北海道宝島旅行社 鈴木宏一郎氏