北海道大学産学・地域協働推進機構は、9月21日（日）から24日（水）にかけてアントレプレナーシップ教育プログラム「沖縄アントレツアー」を実施し、北海道大学の学生4名及び小樽商科大学の学生2名が沖縄県を訪問しました。本プログラムは、地域に根ざした起業家や創業支援機関との交流を通じて、社会課題の解決を志向するビジネスの現場を体感し、学生一人ひとりのアントレプレナーシップを育むことを目的としています。

プログラムにおいては、 那覇市・北谷町・沖縄市を巡り、「上間沖縄天ぷら」「うむさんラボ」「アルパカラボ」 など地域に根ざした事業を展開する企業を訪問しました。経営者との対話やディスカッションを通じて、事業の継続に不可欠な「自責」「信頼」「持続性」といった要素の重要性について学びを深めました。また、沖縄科学技術大学院大学（OIST）の視察では、最先端の研究と社会実装をつなぐ高度な環境に触れ、沖縄市創業支援拠点「Startup Lab Lagoon KOZA（スタートアップラボ ラグーン コザ）」 では学生起業家によるピッチやKOZA Startup Arcade の活動を見学し、地域社会とビジネスの新たな関係性を実感しました。

参加した学生からは、「経営者の方々の『最終的に人のために活動している人が強い』という言葉が心に残った」「コザのまちに息づく多様な文化と人々の挑戦に刺激を受けた」などの感想が寄せられました。また、プログラム期間中の夜には、毎日振り返りの時間を設け、自身の価値観や将来像を言語化する取組を通じて内省的な学びの深化も図りました。

北海道大学産学・地域協働推進機構は、今後もアントレプレナーシップ教育を通じて、これからの北海道を牽引する人材の育成に貢献してまいります。