2025-10-17
実施報告:「第10回 NoMaps Dream Pitch 2025」 を開催
9月10日(水)、STARTUP HOKKAIDO実行委員会や、北海道大学が主幹機関として参画する北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク(以下「HSFC」という。)等の共催により、札幌市内のACU-Aにて「第10回 NoMaps Dream Pitch 2025」を開催しました。
本イベントは、研究・技術シーズや斬新なアイデアを基に事業化を目指す起業家・研究者・スタートアップを対象としたビジネスプランコンテストで、スケールアップが期待されるスタートアップとベンチャーキャピタルや大手企業等とのマッチング、スタートアップの起業・規模拡大・成長の加速を促進し、道内における新ビジネスの創出や協業・研究シーズの社会実装等につなげることを目的としています。当日は、応募のあった20チーム中、書類審査を通過した9チーム(起業前枠3チーム、起業後枠6チーム)が登壇し、北海道と関わりの深い産業や地域が抱える課題の解決、宇宙分野や環境エネルギーに関するディープテックなど、多様なアイデアにより、熱いピッチが繰り広げられました。
混戦模様の中、「起業前枠」では、北海道大学の触媒化学研究所武安光太郎准教授率いるチーム「SUMInium」が発表した「災害レジリエンスと水素社会を支える白金フリー燃料電池触媒」が、「NEDO賞」と「審査員特別賞」を受賞しました。
また、ピッチコンテストの後には、本イベントの10周年を記念した特別企画として、過年度の本ピッチコンテストに参加した北大発認定スタートアップ企業のHILO株式会社代表取締役天野麻穂氏、及び大熊ダイヤモンドデバイス株式会社代表取締役星川直久氏による講演も行われました。星川氏からは「当時は賞を受賞することはなかったが、事業化を実現できた。賞を受賞した方はこれからが本番。受賞に至らなかった方も、今回の審査が事業化の可否を決めるものではないので、引き続き挑戦を続けて欲しい」とコメントがありました。
最後に行われた交流会では、観覧者と登壇者の間で質問や名刺交換が活発に行われ、次のビジネスチャンスへと繋がる多くのネットワークが築かれた様子でした。
開催概要
- 日程
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2025年09月10日(水) ~ 2025年09月10日(水)
- 場所
- ACU-A(札幌市中央区北4条西5丁目アスティ45 16階)
- 対象
- 主催
- STARTUP HOKKAIDO実行委員会(札幌市・北海道・経済産業省北海道経済産業局 等)、総務省北海道総合通信局、北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク(HSFC)、北大リサーチ&ビジネスパーク推進協議会(事務局:(公財)北海道科学技術総合振興センター)
- 協賛
- (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、(国研)情報通信研究機構(NICT)、野村證券(株) 札幌支店、グーグル・クラウド・ジャパン(同)、(株)ケップル
- 協力
- (一社)北海道マルチテック・クリエイティブ協議会、北海道経済連合会
- 特別協力
- NoMaps実行委員会