北海道大学産学・地域協働推進機構スタートアップ創出本部は、10月18日（土）・19日（日）の2日間、「Save the Ocean in函館」プレイベントを開催しました。

本イベントは、海洋生態系への理解を深め、持続可能な海の資源活用について考え、事業化を検討することを目的としており、函館地域の大学生や社会人18名が参加しました。

1日目は、函館厳島神社や旧桟橋（東浜桟橋）、箱館丸、函館どつくレンガ倉庫などを訪問し、人々がどのように海と関わり街を作ってきたのかを学びました。参加者同士の意見交換も活発に行われ、海と人とのつながりについて多角的な視点で考える時間となりました。

2日目は、前日の学びを広く共有するトークセッションを実施しました。北海道大学水産学部3年の黒岩夕綺さん、イベントに協力いただいた、食に関する教育、啓発、調査を行うイタリア発の団体「Future Food Institute」のアレッサンドロ・フスコ氏が登壇し、海の持続可能性や今回の気づきについて語りました。会場には教育関係者、地域住民、高校生・大学生など多くの方が集まり、熱心に耳を傾けていました。

参加者からは「海と人間の関係性や歴史的背景に根ざした想いを深く認識する機会となった」「自分が住んでいる地域に潜む『当たり前』に感動した。全ての建築物にはきっと、作った人や関わった人の想いがあるのだと感じた」といった感想が寄せられました。

今後も地元企業や学生とさらに関係を深め、充実した体験型イベントの開催に向けて取り組んでまいります。