北海道大学産学・地域協働推進機構スタートアップ創出本部は、北海道札幌国際情報高等学校グローバルビジネス科情報コース2年生を対象にアントレプレナーシップ教育に関する講義をSCSK北海道株式会社と協働で実施しました。

本講義は、実践的なビジネス創造体験を通じ、地域経済の持続的発展を担う職業人に必要な資質とアントレプレナーシップを育成することを目的に実施しました。

具体的には、「身の回りの課題を解決するWebアプリの提案」を主題とし、10月1日（水）・15日（水）にプロトタイプ作成と価値検証の手法に関する講義・ワークショップ、11月18日（火）には、SCSK北海道株式会社の吉田学様、濱田百花様をお招きし、成果発表会及び特別講義を行いました。

成果発表会では、高校教員の業務負担軽減を目的としたAI活用型情報共有アプリなど、高校生ならではの視点に基づいたアイデアが披露され、お二方より実務的な観点からの講評をいただきました。また特別講義では、現在の学びの将来的価値や、生成AI時代におけるITエンジニアのキャリアについてお話しいただきました。ビジネスとテクノロジーを繋ぐ実務家の知見に触れ、受講した生徒は「AI活用による課題解決の可能性」や「専門家の多角的な視点」への気づきを得るとともに、自身のキャリアや在り方を自問し、次の一歩を模索していました。

北海道大学産学・地域協働推進機構は、今後も地元企業や教育機関との連携を通じて、アントレプレナーシップ教育を推進し、北海道の未来を担うイノベーション創出に貢献してまいります。