北海道大学産学・地域協働推進機構は、2024年11月2日（土）、3日（日）に、琉球大学の琉ラボ及びインキュベーション施設のLagoon KOZAと連携し、社会課題に対してビジネスの手法を通じて解決策を考えるワークショップを沖縄にて実施しました。北海道大学から参加した学生5名を含め、全国から学生が30名参加し、2日間を通じてグローバルな視点と地域性を掛け合わせた事業構想を練り上げました。
　ワークショップの前半は起業家による基調講演やメンターによるセッションを通じて、ビジネスアイデアの発想法や課題解決のアプローチについて学び、後半は少人数のチームに分かれ、アイデアを具体化するプロセスを進めました。本学の学生がリーダーを務めたチームからは、「鹿のロードキル問題」や「地方の高齢化問題」など、北海道ならではのテーマを扱った提案が発表されました。コメンテーターから「地域の課題に密着した新規性のあるアイデアが多く見られた」と高い評価を受けるとともに、今後のブラッシュアップに向けた具体的なアドバイスが提供されました。
　参加者からは、「普段は異なる環境で学んでいる学生と協働でき、刺激を受けた」「自分のアイデアを深掘りするプロセスで多くの学びがあった」といった声が寄せられ、学びと実践を両立させたワークショップの価値が発揮されました。
　今後も、学生が地域や社会と連携しながら成長できる場を提供し、次世代を担う人材の育成に取り組んでまいります。